バーコード頭にちょび髭、世紀のトリックスター・なにわの「トらやん」が2007年夏、天孫降臨の地「霧島」にやって来る!!
「トらやん」は、黄色いアトムスーツを身にまとったヤノベケンジ・実父の腹話術人形。愛らしい表情でポーランド民謡「森へ行きましょう」を歌って踊り、巨大化したり、小さくなって増殖したり…まるで大人と子どもが融合したかのような不思議な魅力で私たちに未来への明るいビジョンを示してくれます。
ヤノベケンジは幼い頃に見た「未来の廃墟」-華やかに開催された大阪万博(EXPO '70)のパビリオンが壊されていく風景-を創作の原点に、生きるためのさまざまな機能をもつ機械彫刻をつくり続けてきました。常識を超えた想像力とそれを支える確かな技術によって生まれた作品たちには、未来を担う子どもたちと、彼らを導くべき大人たちへの夢と希望のメッセージが込められています。
本展は、彼自身が初めて手掛ける絵本「トらやんの世界」のストーリーに従って、全長7.5mにおよぶ巨大ロボット「ジャイアント・トらやん」をはじめ、1990年代の作品群、霧島の神話からイメージして生まれた新作までが集結。ヤノベケンジのこれまでとこれからを一挙に展観できる、九州では初の本格的な展覧会となります。
たくさんの仲間を携えて、大きな太陽を掲げる「トらやん」の冒険の旅はもう始まっています!
さあ、あなたも一緒に霧島アートの森へ行きましょう!!