美術館にある作品を時代や場所に注目して見てみると、いろいろな時代、いろいろな国や地域にまたがっていることに気づきます。また、描かれた内容に注目してみても、実にさまざまな時間、さまざまな空間が描かれています。美術館は、作品をとおしてまさに旅を体験できる場所でもあるのです。
この展覧会では、約160点の石橋コレクションによって13とおりの仮想の旅を用意しました。実際には、広さ1,000m?、歩数にして1,300歩、わずか数時間の旅ではありますが、ここ石橋美術館で、あこがれの国や見知らぬ世界、さらにいにしえの時代への旅をお楽しみください。