帯広美術館では、開館以来、近現代の版画・ポスターを中心としたプリントアートを収集し、関連するさまざまな展覧会を開催してきました。このたびの企画は、版の種類ごとにスポットを当て、その歴史や表現の特徴をわかりやすくご紹介するものです。
第一回目は木版画を取り上げます。浮世絵の流れを汲む明治期の木版画から大正・昭和初期の創作版画を経て、現代の多様な造形へと至るその展開を当館と北海道立近代美術館の所蔵品によってたどります。
あわせて、このたび帯広美術館ボランティアしらかばの会より寄贈されることになった十勝出身の版画家、佐藤克教の作品を公開します。