東京都写真美術館では、日本全国にある博物館、文書館、郷土資料館等の機関が所蔵する幕末・明治期の写真資料を調査し、体系化する「日本写真開拓史」シリーズを開催します。第一弾となる「関東編」では、関東圏に点在する1500ヵ所の関係機関への調査を試み、その中から選りすぐりの作品と資料、約150~200点を「であい」「まなび」「ひろがり」の三部構成でご紹介いたします。幕末期、近代の日本および日本人を写し出す鏡として機能した写真。本展では写真の側面を検証し、その普及と伝播に努めた関東地方における写真の軌道をたどります。第二弾は「四国・九州編」(平成21年度)を予定しています。