タイトル等
第2期常設展
会場
高松市美術館
会期
2007-06-16~2007-08-19
休催日
月曜日(休日の場合は翌日)
観覧料
一般200円 高・大生150円 小・中生無料
団体20名様以上は2割引
会期中の土曜日は高校生入場無料(ただし7月21日、28日、8月4日、11日、18日は除く)
概要
展示室1 やきものに見るユーモアとエロス

京都の陶芸集団「走泥社」が用途へのこだわりを捨て、土による自由な造形の端緒を開いたのが1948年。以来現在に至る約60年の間に、多くの作家がまだ見ぬ新しい表現を求めて「前衛的なやきもの」の制作に取り組んできました。それらの作品はじつに多彩な傾向を有し百花繚乱の様相を呈していますが、とりわけ目に付く傾向として、「ユーモア」と「エロス」があります。
「ユーモア」と「エロス」はいずれの性質も、前衛陶芸の基本的性格に由来し、その展開においてなかば必然的にもたらされたものといえます。つまり、用途へのこだわりや伝統的な因習から解放され、自由な造形を追い求めるようになったやきものは、「遊び」の要素を積極的に取り入れ、そこに「おかしみ」や「ユーモア」の感覚が生まれるのです。そして、手と土の対話によって形が作られていくというやきものの性格上、曲線を帯びた有機的な形態が生み出されやすく、そこに光沢のある釉薬がかけられることとも相まって、官能的な「エロス」の感覚が生まれるのです。
このたびの展示では、高松市美術館コレクションから、「ユーモア」と「エロス」をキーワードに、現代の陶芸46作品(14作家)をご紹介します。やきものに込められた、さまざまな形の「ユーモア」と「エロス」の表現をお楽しみください。


展示室2 うるみ会の作家たち

戦後復員した漆芸家・明石朴景は、昭和21(1947)年2月、窪田良次、加島信夫、真子実也、三村比呂志とともに〈工芸七彩会〉を結成し、昭和24(1949)年1月には坂根博、酒井敬之助、大島唯史の入会と共に、会の名称を〈うるみ会〉に変更しました。
「うるみ」とは、朱と黒の間の漆独特の色合いのことで、主宰者・明石朴景による造語です。「新しい泉を掘ろうと集った同人達 泉は掘りはじめは汚い水も出るが次第に清い水がでる 明るい新しい工芸を創ろう そして一つ掘り終れば他のものを掘る」をスローガンに、〈うるみ会〉は研究会や展覧会の開催、パネル作品の創案など、若手工芸家たちによる個性を重視した意欲的な創作活動を展開し、日展特選受賞者を輩出するなどの成果を上げながら、戦後香川の漆芸界をリードしました。
このたびの展示では、旧態依然とした漆芸のイメージを払拭し、時代に即した明るく新しい漆工芸を追求した明石朴・・・
ホームページ
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/bijyutu/
展覧会問合せ先
高松市美術館 Tel. 087-823-1711
会場住所
〒760-0027
香川県高松市紺屋町10-4
交通案内
■ 車で
高松中央ICから
県道43号線を北へ約4km、県道155号を西へ約1km、国道11号を北へ約1km 美術館通りへ

高松西ICから
県道178号を北へ約2km、国道11号を東へ約4km、上天神交差点を北に約4km 美術館通りへ

■ 飛行機で
高松空港から
高松空港リムジンバス 「兵庫町」下車 約30分 750円 徒歩約4分

■ 電車で
JR 高松駅から
徒歩約15分 中央通りを南へ

ことでん 片原町駅から
徒歩 片原町商店街、丸亀町商店街を約10分

■ バスで
・JR高松駅から ショッピング・レインボー循環バス西廻り
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から 東方面下り、南方面下りほか(通勤特急など除く)
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から まちバス
「丸亀町参番街」下車 100円 徒歩約3分

・高速バス
「県庁通り」下車 徒歩 約8分 中央通りを北へ

■ 自転車・バイクで
無料地下駐輪場
美術館通り(美術館北側の通路及び、美術館西側の通路) からスロープを下った位置に入口がございます。
ご利用時間は、美術館の開館時間に準じます。
大型二輪でお越しの方は、駐輪場をご利用いただけません。受付までお申し出下さいませ。
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
香川県高松市紺屋町10-4
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