タイトル等
特別展 中林梧竹の書
―百代の新風―
会場
五島美術館
会期
2007-06-23~2007-07-29
休催日
毎月曜日(但し、7月16日は開館)、7月17日(火)
観覧料
一般1000円 小・中・高・大学生700円
主催者
財団法人五島美術館/徳島県/佐賀県小城市/徳島新聞社/佐賀新聞社
概要
中林梧竹(なかばやしごちく 1827~1913)は、佐賀県小城市出身の幕末から明治時代にかけて活躍した書家。副島蒼海に影響を与えた梧竹の書は、近代書家でもっとも早くその芸術性の高さに注目され、今でも愛好者が多い。今回は、代表作、新出作品、資料(書簡・遺品)など約70点の展示(期間中、一部展示替があります)。明治という時代より一歩先んじていると自ら吐露した、書芸術の珠玉の名品が一堂に揃う東京初の回顧展。

中林梧竹は文政10年(1827)4月19日、現在の佐賀県小城市に生まれ、鍋島藩に仕える。名は隆経、通称彦四郎、号は「梧竹」「個閑」「一個閑人」「煙霞中人」など数多い。幼少から書に親しみ神童とうたわれ、藩校・興譲館に学ぶ。「副島種臣は学問をもって盛名を馳せ、梧竹は書をもって高名をあげるだろう」と佐賀藩主が称嘆したと伝えられる。若くして江戸に出て、唐様書道を代表する市河米庵に学び、さらに中国古典法帖、特に王羲之の書を熱心に習得した。明治4年(1871)廃藩置県後、書に専念する。明治15年(1882)50歳代後半に中国清に留学、帰国後銀座に住み、銀座の書聖と称され書家として旺盛な活動を展開したが、最晩年には小城に戻る。梧竹は、蒼海との親交が知られる。政治家としても活躍した蒼海とは異なり、近代における書芸術を実践する魁として生き、自らの書について「今書く字は今の人には分らぬ、百年も後になればわかるだろう」と吐露したという。

本展は、梧竹の最大の収集家である海老塚的伝翁が徳島県に寄贈した逸品と、梧竹の故郷小城市に伝わる作品を中心に、東京で初の名品展(期間中、一部展示替があります)。
ホームページ
http://www.gotoh-museum.or.jp
展覧会問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)/03-3703-0661(テープ案内)
会場住所
〒158-8510
東京都世田谷区上野毛3-9-25
交通案内
東急・大井町線「上野毛駅」下車徒歩5分
ホームページ
https://www.gotoh-museum.or.jp/
東京都世田谷区上野毛3-9-25
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