タイトル等
「深沢幸雄の全貌」展
会場
南アルプス市立春仙美術館
会期
2007-01-13~2007-03-25
休催日
月曜日、祝日の翌日
開催時間
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般500(400)円 大高生300(240)円 中小生200(160)円
( )内は20名以上の団体料金
入館料は春仙美術館・白根桃源美術館両館共通
概要
このたび、南アルプス市立春仙美術館・白根桃源美術館では「深沢幸雄の全貌」展を開催いたします。
優れた芸術家はあらゆる分野において際限なく自己を表現しつづけます。そんな多岐にわたる分野で制作しつづける深沢幸雄先生から、当美術館あてに多くの美術品をご寄贈いただきました。
先生は当市に隣接する増穂町出身で、身近な郷土作家といえます。ご寄贈いただいた作品群は、版画、パステル画、書、陶芸作品のほか、新しいガラス絵作品にいたる400点余りにおよび、今後の美術館活動に大きな力となり得るものになりました。
先生は東京美術学校(現 東京芸術大学)工芸科彫金部を卒業され、第二次世界大戦中膝を負傷し、油彩の大作を制作するのに不便なところから版画の世界を目指し、独自の世界をつくりあげ、技法書も出版するほど版画界に大きな功績を残されました。また、銅版画を教えるために渡ったメキシコで、メキシコ文化の大きな影響を受け、その後の深沢作品の根幹をなすに至ります。
特にメゾチントの大作制作のために製版ロボット「チンタラ一世」を開発し、刷り師として長女暁子さんを得たことにより、1000点を超える多作な作家となりました。さらに、書においても自動墨すり機を手作りして日常的に書に励み、自作の詩なども多く書き上げ、陶芸にも力量を発揮し、余技の域を超えるにいたりました。近年は新しくガラス絵に取り組み、これまでのガラス絵を一新する技法で次々と作品を生み出し、熱中するあまり、体調をくずしてしまうほど、限りない意欲をみせています。
近年は全国の美術館において深沢幸雄の世界に関する企画展も多く開催され、さらにメキシコにおいても企画展が開かれるなど、多忙を極める中で、当美術館あてに「深沢幸雄の全貌」を展観し得る多くの作品及びコレクションを寄贈していただき、心からお礼を申し上げます。同時に、春仙、白根桃源両美術館において展覧会を開催できることに重ねて感謝の意を表し、多くの方々へこの感動をお伝えできれば幸いです。
ホームページ
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/syunsen-bijyutsukan
展覧会問合せ先
055-282-6600
会場住所
〒400-0306
山梨県南アルプス市小笠原1281
交通案内
マイカー
中央自動車道利用 / 中部横断自動車道 白根IC、南アルプスICより5分、県道42号線沿い

公共交通機関
JR中央線 甲府駅バスターミナル5番線より35分
西野経由 小笠原下仲町行き 「春仙美術館」下車
十五所経由 鰍沢行き 「戸田町」下車 徒歩10分
ホームページ
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/kurashi/manabu/bijutsukan/syunsen-museum
山梨県南アルプス市小笠原1281
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