鎌倉の外港として栄えた中世、八景見物の観光地となった江戸時代、大昔から近代まで、個性のあるさまざまな出来事がおこった金沢区の歴史と文化を“再発見”してみませんか。
金沢区は平成20年に区政60周年を迎えます。この展覧会では、金沢区民のみなさんに自分たちの住む地域を新たな目で見直してもらう、つまり区民が自ら金沢区を“再発見”できるように、金沢文庫所蔵資料により金沢区の歴史と文化を紹介いたします。
【展示構成】
プロローグ ~金沢の前史
六浦・金沢・蒲里谷・富岡 ~区内の地名に関して中世文書から探る“かねさは”のころ ~中世から近世にかけての歴史
神奈川県になって ~近代の歴史
地元を記録する・描く ~家田氏、角田氏、高間氏などの記録
金沢区の歩み ~区政60周年を来年に迎える金沢区について
エピローグ ~未来の金沢
【主要展示品】(所蔵者を明記していないものは、称名寺もしくは神奈川県立金沢文庫所蔵の文化財です。)
金沢貞顕書状(鎌倉時代)
金沢瀬戸橋造営棟別銭注文案(鎌倉時代)
称名寺内外敷地并塩垂場文書案(観応3年<1352>尊氏在判)
里見梅王丸朱印状(天正7年<1579> 個人蔵)
武州金沢擲筆山地蔵院能見堂八景之図(嘉永5年<1852>)
米倉丹後守陣屋全図(江戸時代 個人蔵)
夏島憲法起草遺跡記念帳
神奈川久良岐郡三分村全図(明治29年<1896>)
国宝修理竣成届(昭和3年<1928>)
金沢百景(昭和16年<1941> 個人蔵)
区政十周年記念(昭和33年<1958>) ほか