昭和21年に大分県美術展が開かれた後、県内各地には作家たちによる美術グループが次々と誕生し、スバル会やネギ会、大分前衛美術会、七人の会、潮流展、位相などのグループは国際的な新思潮を鋭敏に感知しながら、活発な表現活動を行いました。
また、大分国画会や大分二紀会、大分自由美術協会や行動大分作家協会など、中央の公募展の大分支部も次々誕生するなど、大分における発表の機会は多様化していきました。
今回は、スバル会や七人の会等で活躍した作家を中心にして、大分の美術のこの多様な展開の状況を紹介します。
主な展示作品
・児玉成弘(こだま しげひろ)「街角1987-1」1987年
・飯尾寿夫(いいお としお)「俺はドラゴン(1)」1998年
・十時良(ととき りょう)「地表の風94-6」1994年