本展は、日本の第一線で活躍する熊本ゆかりのアーティストと、その美術の力を検証するもので、各方面において優れた作品を制作するアーティストの存在を、改めて再認識させる内容となっています。
熊本市現代美術館は日本の公立美術館として初めて、インターナショナル・アドバイザー制を採用し、世界の最先端の情報を取り入れながら、2002年10月の開館以来、世界水準の現代美術展を目指し、企画してまいりました。それと同時に、基本理念のひとつにも掲げますように、開館記念の第3弾として開催した「九州力」展をはじめ、ギャラリーⅢ(GⅢ)における小企画展を通して、熊本、そして九州のアーティストを顕彰、応援してきたことでも、高い評価をいただいております。
公募団体系であろうと、無所属であろうと、その作品の質において、アーティストを顕彰、応援していく熊本市現代美術館の基本態度を表す「ARS KUMAMOTO アルス・クマモト」展。どうぞ心ゆくまで「熊本力の現在」をご堪能ください。