日本現代工芸美術展は(社)現代工芸美術家協会が主催し毎年春に東京都美術館で開催されている全国公募の工芸美術展です。「用の美」という伝統工芸の範疇を超え、時代を切り開く「現代の工芸」を創造する展覧会として定評が高く、全国各地から多数の出品を得ています。 神奈川県民ホールギャラリーでは、毎年この展覧会の横浜巡回展を開催しています。内閣総理大臣賞をはじめとする全国公募の受賞作品や日本の工芸界を代表する故・高橋節郎(漆)、青木龍山(陶磁)、奥田小由女(人形)、大樋年朗(陶磁)、三谷吾一(漆)などの作品約80点、さらに地元神奈川や静岡で活躍するベテランから若手の作品約70点を一堂に展覧します。 金属、漆、染色、七宝、陶磁、人形、皮革、木竹、硝子など素材の持ち味を存分に活かした熟練の技と斬新で個性溢れる表現の数々をお楽しみください。 また、毎年、多様な工芸のジャンルから一つに焦点をあてた「特別展」を併設で開催し、より深く工芸の魅力を紹介しています。