この度、「光峯織物美術展ー錦の美」展を開催いたします。古来より美しいものを形容し「錦」という言葉がつかわれてきました。「故郷に錦を飾る」「錦秋」などよく耳にします。龍村光峯先生は、千年以上の歴史に培われたアジア、日本の織りの技術を伝承するべく、調査につとめ、名物裂や時代裂などの復元を行い、独創的な発想と、表現で新しい錦の世界をうみだされました。 初夏のひととき、日本の織りの技術の素晴らしさと光り輝く錦の美しさをゆっくりとご堪能ください。 龍村光峯 1946年2代龍村平蔵の3男として生れる。 1971年早稲田大学文学部卒業 1976年株式会社龍村織物美術研究所設立 2000年財団法人日本文化財団より日本伝統文化振興賞受賞など各賞受賞。 2001年ユネスコ主催「東南アジアの匠、染織文化」プロデューサーとして協力 2003~2004年ヨーロッパ4ヶ国巡回展 2006年同志社大学プロジェクト織の世界嘱託講師