故郷である岩内で生涯描き続けた木田金次郎(1893-1962)、その作品は、多くの人たちに親しまれてきました。12年前に木田金次郎美術館が開館してからは、制作の地である岩内で多くの作品をご覧いただき、北海道を代表する画家・木田金次郎の存在は、ますますかがやきを増しています。
木田金次郎美術館では、今年の春から秋にかけて、来館者の皆さんを対象に「私の好きな木田金次郎」というアンケートを行いました。アンケートでは、皆さんのお気に入りの「この一点」を選んでいただき、500人余の方から回答をいただきました。その結果をもとに、収蔵作品の中から、今回の展覧会の出品作品を決めさせていただきました。当館開館以来はじめての「みんなで創る展覧会」としてお贈りいたします。
あわせて、来館者の皆さんが作品に寄せられたコメントも掲示しています。作品に惹かれた多くの方の言葉から、新たな木田作品の魅力を探る機会となれば幸いです。
当館初公開作品
果実(年代不明)
ヘロカラウス(カスペノ岬)1960年頃
日の出の羊蹄 1960年頃
18年度新収蔵作品
イワナ 1959年
りんご 1960年頃
(初公開作品含む)