財団法人藤田美術館は1951年3月に財団を設立し、1954年5月に美術館として開館しました。当館の所蔵品は、旧男爵藤田家が明治初年~大正年間にかけて蒐集した日本や中国などの古美術品が中心です。戦後の美術館開館当初より、寄贈を受けた男爵家の蒐集品の保存、展示を行ってきました。収蔵点数は約5000点を数え、そのうち9件が国宝、50件が重要文化財の指定を受けています。
今年、財団設立50周年を迎えるのを記念して、春季・秋季の年2回展を4期に分け、所蔵の国宝と重要文化財を全てご覧いただきます。展示室は旧藤田家本邸の蔵を利用しており面積があまりないため、展示替えが頻繁になります。