収蔵品の中から、ガラスのかたまりの中に何かを閉じ込めたり、埋め込んだりして表現したユニークな現代のガラス作品約30点をご紹介します。
ガラスは、約1300度でアメ状にとけ、冷やすと透明なかたまりとなって輝きます。割れたり溶けたりしない限りは永続する存在です。 冷えたガラスのかたまりの内部には、まるで時間の止まった神秘的な異空間が広がっているかのような魅力があります。
このガラスの特性を活かして、広大な宇宙空間や時間の経過を様々に表現した作品、楽しい思い出や深い悩みなどを表現した作品をご紹介します。
この機会に、ガラスのなかを見つめることで、現代のガラス作品の魅力に触れていただければ幸いです。