洋画家の村田省蔵氏が芸術院会員に推挙され、石川県から5人目の現会員が誕生しました。これを機に、芸術院会員諸家とその作品を紹介する目的で、日本芸術院が所蔵する作品を中心とした芸術院会員の名品展を開催します。現在、石川県には村田氏のほか、県内に大樋長左衛門(工芸)、三谷吾一(工芸)の両氏、県出身者として蓮田修吾郎(工芸)、塗師祥一郎(洋画)氏を加えた5名の芸術院会員が活躍しています。
本県在住の洋画家では初めての芸術院会員として知られる高光一也氏の生誕100年を記念する「高光一也の画業-モダンの煌めき-」展に合わせ、芸術院所蔵の名品と当館の芸術院会員作品を交えた33点を展示します。
主な展示作家と作品
日本画 片岡球子「面構(歌川派の三羽烏 広重・国芳・国貞)」
洋画 田村孝之介「アトリエに憩う裸婦」
彫塑 中村晋也「朝の祈り」
いずれも所蔵は日本芸術院