相反する両極の世界に惹かれ、時代に取り残され朽ち果てていく「鉱山」「工場」「学校」「病院」などの廃墟や、完成に向かおうとする「建造物」「高速道路」「ダム」「トンネル」「橋」を被写体にレンズを向けてきた写真家・小林伸一郎。日本中のスクラップ&ビルドを漂流してきた小林が、銀座3丁目にオープンした「シャネル銀座ビルディング」の全撮影を担当。旧ビル解体から完成まで、留まることなく、変容する「シャネル銀座ビルディング」のディティールを650日間に及ぶ密着撮影で写し出しました。本展ではアーティスティックなフォトドキュメントに取り組んだ氏の作品を、大型オリジナルカラープリント100点ほかで展示。従来にはない新しい建築写真をご覧ください。