長い歴史の中において、個人のみならず社会が各種の保護・拘束しようとしたものは心身・技術・財貨・機密文書等と多岐にわたり、今日その対象は電子情報にまで及んでいる。
社会の一層の複雑化に伴い、これらに対する保護と防犯への関心は一層高まり、官民あげての取り組みがみられる中、鍵は最も容易かつ身近な器具であり続けてきた。
このたび、前橋市在住の山岸賢司氏の錠前コレクションを中心として鍵と錠のもつ様々な歴史を紹介するとともに、6月9日「ロックの日」にちなみ防犯意識の普及に協力する。
展示構成
・古代の錠・鍵
野々上遺跡出土海老錠復元品(日本最古の海老錠)
楽前遺跡出土クルル鉤(日本最古のクルル鉤)他
・主な和錠
阿波錠・土佐錠・安芸錠 他
・錠前飾の世界
鶏図・獅子仙人図錠前飾 他
・変わった錠
動物形錠・アフリカの錠・アジアの錠 他
・拘束具と鍵
足枷・手枷 他
ギャラリートーク
「展示解説とパズル式錠の実演」
6月9日(土)午前11時・午後1時30分の2回開催
講師:錠前師 山岸賢司氏
申し込み不要 当日会場に直接お出かけください。