今年度の考古相互賃借事業に伴う特集陳列は、「発掘へんろ」と題して、四国四県の最近の発掘調査の成果を展示します。四国四県では、平成16年度から、相互の理解と連携を深めるために、各県の発掘成果を集めた「発掘へんろ」と題する展覧会を四国四県で巡回展示する試みをはじめました。今回の展示は、東京での出開張(でがいちょう)という形で企画されたものです。縄文から江戸時代までの様々な出土品を集めたほか、「癒しと祈り」というテーマの展示も行います。縄文時代の土偶(どぐう)、弥生時代の絵画土器、絵画銅剣(模造)、弥生~古墳時代の卜骨(ぼっこつ)、古墳・平安時代の木製品、中世の白磁四耳壺(はくじしじこ)、江戸時代の呪符木簡(じゅふもっかん)など、バラエティーに富んだ内容です。なお、期間中、講演会と展示解説が行われますので、あわせてお楽しみください。