しもだて美術館では、それぞれが身体に障害を抱えながらも、前向きに人生を歩み、得意な分野で作品を制作し続けることで自分の美の世界を拓き、多くの人々に感動を与えて輝いている3人のジョイント展を開催します。「おっこさん」こと筑西市在住の渡辺良子さんは、足を使ってタイプアートを描き、「ケイコさん」こと東京都在住の伊藤圭子さんは、口に筆をくわえて書道に取り組み、「風子さん」こと長野県在住の冨永房枝さんは、足で詩画を描いた作品―彼女はこれを絵足紙(えあしがみ)と呼んでいます―を制作しています。いずれも、障害を個性として作品に生かし、芸術性で感動できる作品をご紹介いたします。
この展覧会を通して、優しさや、思いやりの心、生きていることの素晴らしさ、努力することの大切さなどを考えるきっかけとしていただきたいと思いますので、ぜひ、ご家族やご友人など大切な人と一緒にご覧いただき、感じたことを話し合ってみてください。
なお、会期中はワークショップや「ハートのお手紙交換」などのイベントも開催いたします。