この特集陳列では、平安から安土桃山時代にかけて出された古文書を展示します。下文(くだしぶみ)という古い様式のものをはじめ、わが国の歴史を彩る様々な政権や権力者が支配のために出したもの、歴史上の事件を我々に伝えてくれるものなどを陳列します。文章や文字だけではなく差出人のサインである花押(かおう)や印章の位置、料紙の規格、筆遣いなどの色々な要素の分析から差出人と受取人との人間関係や地位などを推測することができます。だから「文字はちょっと苦手…」という方でも大丈夫!天下人となった信長・秀吉・家康の古文書も出品しますのでご期待ください。また会期中には当館の生涯学習ボランティアによる簡単な解説と古文書本来の姿を再現するワークショップも実施します、古文書鑑賞の楽しさを展示室で感じ取っていただけると思います。