19世紀末の印象派につづく20世紀モダンアートの新しい絵画運動。そこでは絵画独自の可能性が追求され、様々なスタイルが生まれました。
絵画空間を知的に分析し、絵画の常識を覆したピカソ、ブラックらのキュビスム。モンパルナス派の独特な憂愁漂うモディリアーニの人物画やユトリロの風景画。見ると心浮き立つようなミロ、クレー、カンディンスキー、レジェの抽象画など。そして美術の新しい潮流を支持するコレクターの存在も欠かせません。
北フランスのヴィルヌーヴダスクにあるリール近代美術館の所蔵品は、ロジェ・デュティユとジャン・マジュレルという二人のコレクターの収集品をもとに形成されました。展覧会ではこのリール近代美術館の所蔵品から、20世紀を代表する画家たちの作品約90点をご覧いただきます。