相模川・桂川は富士山北麓を水源として相模湾に注ぐ、総流長109㎞に及ぶ大きな川です。そして、その広大な流域の台地上には数多くの縄文遺跡が眠っています。
相模川・桂川流域は関東地方と中部地方を結ぶ位置にあり、そこに残された縄文文化は両地域からの影響を受けていました。また、富士山との関係など流域特有の自然との関わりが見られます。
本特別展では流域に眠る縄文遺跡をテーマに、これまでの発掘調査によって明らかにされた縄文のムラや出土品などを紹介します。また、周辺縄文文化との関わりなども取り上げ、流域における縄文の暮らしや地域性を探ります。