江戸時代に入ると、それまでの合戦を目的としていた城や砦に代わって、豪華な天守閣や高石垣を持つ城が建てられました。そして現在私たちも旅行や花見など城と接する機会が多く、城は常に人の心を動かす魅力を持ち続けています。
東海道五十三次の各宿場の中には、吉田宿(豊橋市)のように宿場町としてだけでなく城下町や湊町としても繁栄した所も少なくありません。
今回の展覧会では、東海道の城下町のうちから吉田、岡崎、桑名、亀山、水口(甲賀市)、膳所(大津市)の6ヶ所を取り上げ城郭が描かれた浮世絵、東海道が描かれた城郭関係絵図、古写真と現況写真による比較展示などにより東海道の城や城下町について紹介します。