永沢まことは1936年東京生まれ。アニメーターとして活躍していましたが、40代に入ったとき単身渡米、8年間に及ぶニューヨーク滞在中に、スピード感のある自在な線と明るい色彩による永沢独自のスケッチのスタイルを生み出しました。
2004年に訪れたアフリカで、マサイ族の人々と出会い、その魅力にとりつかれ、彼らのポートレートや雄大な自然、そこに生きる野性生物たちをスケッチ、現在までに約80点の作品を完成させました。
本展では、それらの中から約60点を展示・紹介します。永沢まことが描く線と色彩の美しさを通して、アフリカの人びと、動物そして風景が織りなす生命の力強さ、大自然の美しさ等、アフリカの魅力をじっくりご堪能いただければ幸いです。