博物館の収蔵資料には、華やかな南蛮屏風や軽やかで繊細なガラス器などとは対照的な、古くて、渋くて、かたい資料もあります。
古文書、講看板、算学資料、朝鮮鐘拓本、瓦、青銅器、和鏡など普段あまり展示されることのない「フルくて、シブくて、カタい資料」に焦点をあてて展示します。
近代化の礎となった和算や天文暦学の資料、鋳造技術の高さや、形状の面白さがある古代中国の青銅器、動物や草花の美しい意匠が鋳出された和鏡など、当時の人々のセンスがうかがえます。華やかではないこれらの様々な資料は、その時代々々の文化や歴史を理解する上で重要な意義をもっています。この機会に是非お楽しみください。