情報ネットワークの時代において、芸術文化や科学技術を取り巻く社会・経済・環境システムは変化し続けています。インターネットにはじまりモバイル、ユビキタスへとつながる発展は、時間・空間的な位相を変容させながら、コミュニケーションについて根本的に再考する機会を提供しています。このシンポジウムでは,ICCが活動を開始した一五年前と現在とを比較しつつ、「コミュニケーション」をキーワードに、広く社会と切り結ぶ芸術と科学との新たな関係について包括的に議論していただきます。
斎藤環(精神科医/爽風会佐々木病院精神科診療部長)
藤幡正樹(メディア・アーティスト/東京芸術大学大学院映像研究科教授)
宮台真司(社会システム論/首都大学東京社会科学研究科准教授)
司会:浅田彰(経済学,思想史/京都大学経済研究所助教授)