奄美大島・喜界島出身の画家、岩下三四の展覧会を開催致します。
喜界島の豊かな自然の中で育まれた色彩感覚によって描かれる桜島や人物像は明るく、色鮮やかで人々を魅了します。
日展、東光会で活躍し、鹿児島大学や鹿児島女子短期大学の教授を務め、鹿児島の美術界発展に大きく貢献しました。
本展覧会では、四季の桜島、霧島、女性像、琉球踊りなど岩下三四の代表的な作品をはじめ長島美術館の建つ武岡から見た桜島の風景作品も展示致します。
萌え出るようなあふれる色彩を、庭園からの眺望と合わせてお楽しみいただけます。
■岩下 三四 (いわした みつし) 略歴
1907年 喜界町生まれ。
1947年 鹿児島師範学校の講師となる。
1963年 東光会鹿児島支部『鹿光会』発足。
1965年 鹿児島大学教育学部 教授就任。
1971年 鹿児島女子短期大学 教授就任。
1973年 南日本文化賞 受賞。
1978年 県民表彰(教育文化部門)。
1982年 勲四等旭日小授章 授与。日展参与となる。
1989年 東光会副理事長 就任。
1998年 長島美術館において『卆寿をこえて 岩下 三四展』開催。
2000年 7月、死去。(93歳)