練馬区立美術館の所蔵作品を中心として、油彩画と版画を制作している作家を紹介します。画面に直接描いていく油彩画に対して、版画では版を作ったうえで刷りとるわけですから間接的な表現になります。このように制作過程が全く異なる油彩画と版画ですが、両方の分野で旺盛に作品を制作する多くの作家がいます。彼らの作品を熟視することで、作家の個性を作品によってあきらかにするとともに、油彩画と版画それぞれの特徴と魅力を見直してみたいと思います。
出品作家
[油彩画・版画]
池田龍雄(1928-)大沢昌助(1903-1997)小野木学(1924-1976)
近藤竜男(1933-)勝呂 忠(1926-)辰野登恵子(1950-)
寺田政明(1912-1989)中西夏之(1935-)野見山暁治(1920-)
宮 芳平(1893-1971)山口長男(1902-1983)
[油彩画]
木村荘八(1893-1958)白髪一雄(1924-)
鳥海青児(1902-1972)
[版画]
郭徳俊(1937-)柄澤齊(1950-)菊池伶司(1946-1968)
久保卓治(1948-)清宮質文(1917-1991)横田亜弓(1966-)