子どもから一般の方まで楽しめる夏休みの特別企画展です。
作品展示とともに作家によるトークやワークショップなどを通して、鑑賞者が作家と触れ合い、作品を観ただけではわからない創作活動の様子や芸術の世界に関心を深めることを大切にします。
元永定正(もとなが・さだまさ)は、1922年に三重県で生まれ、戦後の前衛美術グループの一つで、吉原治良をリーダーとする具体美術協会で活動をはじめ、モダンアートの世界で国際的に活躍している美術家です。
絵具との対話、あるいは色・形・線との自由な対話によって生み出される絵画をはじめ、色玉や色水を使ったインスタレーションなどによる造形を中心とする創作の世界に興味を広げます。このほか、モニュメントなどを創作するために作った模型をはじめ、ユニークな絵と言葉の絶妙なコラボレーションを特徴とする絵本も合わせて紹介し、創作における作家のあそび心やユーモアの原点を探ります。