タイトル等
柄澤齊展
宙空の輪舞-ロンド-
会場
栃木県立美術館
会期
2006-07-16~2006-09-03
休催日
月曜日(7月17日は開館)、7月18日
開催時間
午前9時30分から午後5時まで(入館は4時30分まで)
観覧料
一般800(700)円/大高生500(400)円/中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催者
栃木県立美術館、日光市、日本経済新聞社
概要
18世紀末のイギリスで実用化された木口木版画は、本の挿絵として19世紀ヨーロッパで隆盛しましたが、写真印刷技術の導入により20世紀になると、生誕の地イギリスを除いてほとんど衰微してしまいました。しかし日本では日和崎尊夫を先駆として、1970年代から芸術としての木口木版画が世界でも例外的に復活し、発達することになりました。柄澤齊(からさわ ひとし)は日和崎尊夫(ひわざき たかお 1941-1992)に師事し、日本の木口木版画の第一人者として30年以上にわたって活躍しています。
本展では、1950年栃木県日光市に生まれた柄澤齊の木口木版画を、初期から現在に至るまで回顧的に展観すると同時に、美術家としての柄澤齊の多面的な活動も併せて紹介いたします。自身の木口木版画によるコラージュやモノタイプ、1980年代の本のオブジェやミニアチュールから1990年代以降の墨を使った大作まで、その活動は版画を超えて多様に展開されています。しかし版画本来の複数性による世界への伝播を創作の基盤として、本の装丁や挿絵の仕事にも積極的に取り組み、梓丁室という出版工房を主宰するほか、下野文学賞を受賞したミステリー小説『ロンド』を執筆するなど、彼の関わるどんな形の作品にも、文学に対する深い愛着と親和に由来する「柄澤齊」という刻印が打たれていることに間違いはありません。
本展は、目にする機会の少ない初期の細密な木口木版画をはじめ、オブジェから墨の作品まで、約220点で構成いたします。漆黒の宇宙空間を疾走する柄澤齊の芸術の全貌を堪能できるまたとない機会となるでしょう。
ホームページ
http://www.art.pref.tochigi.jp/
展覧会問合せ先
栃木県立美術館 TEL028-621-3566
会場住所
〒320-0043
栃木県宇都宮市桜4-2-7
交通案内
電車・バスをご利用の場合―
■ JR宇都宮駅から
西口バスターミナル 6番・7番乗り場から、
関東バス [作新学院・駒生行]で約15分、桜通十文字下車すぐ
■ 東武宇都宮駅前から
東武宇都宮駅前バス停(大通り沿い)から、
関東バス [作新学院・駒生行]で約5分、桜通十文字下車すぐ

お車をご利用の場合―
駐車場有・料金無料
■ 東北自動車道で
[鹿沼IC]から 約15分、または [宇都宮IC]から 約20分
■ 北関東自動車道で
[壬生IC]から 約25分
ホームページ
http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/
栃木県宇都宮市桜4-2-7
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