タイトル等
桑山忠明ワンルーム・プロジェクト2006
会場
名古屋市美術館
会期
2006-04-08~2006-07-23
休催日
月曜日(但し、7月17日は開館、7月18日は休館)、企画展の展示替期間(5月22日~6月1日)
開催時間
午前9時30分~午後5時 金曜日は午後8時まで(入場は閉館の30分前まで)
観覧料
一般 300円(250円)
高校・大学生 200円(150円)
小・中学生 無料
*( )内は前売り、および30名以上の団体料金
*常設展のチケットでごらんになれます。
主催者
愛知県美術館、名古屋市美術館
概要
<内容説明>全角1000文字
世界的に活躍する現代美術家である桑山忠明は、1932年に名古屋に生まれ、東京芸術大学日本画科を卒業した後、1958年にアメリカに渡って以来、現在まで幾何学的な抽象絵画から「ピュア・アート(純粋美術)」へと独自の芸術を一貫して探究してきました。

1960年代に、日本画の伝統を受け継いで、筆触を残さない平坦なモノクローム(単色)の色面パネルを単純に構成した絵画を確立すると、1970年代には、エア・ブラシを使用してメタリック(金属的)な色彩をペイントすることによって、絵画的な表現を極限まで排除して、まるで工業製品のような絵画を制作しました。「観念も思想も哲学も理屈も意味も、また画家の人間性さえも私の作品のなかには入っていない。アートそのものがあるだけである。ただそれだけなのだ」という桑山の言葉には、その芸術観が明解に語られています。1980年代には、ペイントされる素材がキャンバス(平面)からハニカムボード(立体)へと変化するとともに、一時的に筆触が復活して、絵画の物質性が強調されるようになり、1990年代に入ると、アルミニウムやプライウッドなどの産業資材が使用されるようになって、より物質性が高まっていきます。同時に、個別の絵画作品から基本的な単体としての「絵画」を反復的に展示することによって生まれる空間へと次第に展開して、現在では空間そのものを構成するプロジェクトを世界各地で行なっています。

今回の「桑山忠明ワンルーム・プロジェクト2006」は、愛知県美術館と名古屋市美術館の共同企画によるもので、それぞれの美術館の展示室(ワンルーム)の空間が新たに創出されます。人工的な物質でありながら人工性を超越した「絵画」が無限に反復される空間は、崇高な美しさと静けさを湛えて、私たちを迎えてくれることでしょう。桑山忠明の「ピュア・アート」の世界に、どうぞご期待ください。
ホームページ
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/
展覧会問合せ先
名古屋市美術館Tel.052-212-0001
会場住所
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄2-17-25 [芸術と科学の杜・白川公園内]
交通案内
地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」下車、5番出口から南へ徒歩8分
地下鉄鶴舞線「大須観音」下車、2番出口から北へ徒歩7分
地下鉄名城線「矢場町」下車、4番出口から西へ徒歩10分
ホームページ
http://www.art-museum.city.nagoya.jp
愛知県名古屋市中区栄2-17-25 [芸術と科学の杜・白川公園内]
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