トーマス・エジソン(1847~1931)は、三大発明と言われる、蓄音機(1877年)、白熱電球(1879年)キネトスコープ(映写機・1891年)を発明しました。生涯に成し遂げた発明は通信、音、光、映像、エネルギー、家電製品と広範にわたり、あわせて1,093件、まさに「発明王」と呼ぶにふさわしい実績を残しました。
20世紀の文明生活を切り拓いたとも言えるエジソンも小学校では落ちこぼれのレッテルをはられ、3ヵ月で退校。以降は母・ナンシーと一緒に百科事典を教科書にしながら学び、柔軟で創造性にあふれた発想と、失敗を恐れず挑戦し続ける強い意志を身につけました。
今回の展覧会は、エジソンの生誕160年を控え、(株)バンダイのトーマス・アルバ・エジソン・コレクション2,900点のなかから厳選した発明品約200点を公開します。また、会場内に体験ゾーンを設け、実動モデルが動く様子も観察いただけます。日本の未来を担う子どもたちをはじめ、若年層から高齢層まで多くの方々に楽しまれる、好奇心と創造性にあふれた展示によってエジソンの功績と意志を再考し、次世代につなぐものです。