当館常設展示室に設置された「富山城復元模型」は、江戸時代後期-安政元年頃(1854)の富山城の姿を、縮尺400分の1で復元したものです。ここに、富山城の歴史や城址の変遷を紹介する映像を投影することなどにより、富山城に関する様々な情報をご覧いただいています。
制作にあたり、新たに解明すべきことが数多くありました。曲輪(くるわ)の正確な形、建物の様相…。時代設定をいつにするのかも問題でした。絵図や古文書など、数々の資料を読み解いた上でプランを決定し、設計図の作成、模型の製作へと進みました。完成した模型は、詳細に作り込まれるとともに、全体が白い姿となっています。
今回は、模型製作の上で参考となった数々の資料をご紹介します。