聖徳太子の忌日である2月22日(旧暦)を記念して、奈良・中宮寺所蔵の「天寿国繍帳(てんじゅこくしゅうちょう)」(国宝)と、東院絵殿に安置されていた法隆寺所蔵の「聖徳太子像」(重文)を特別公開いたします。法隆寺献納宝物からは、同じく東院絵殿の障子絵であった「聖徳太子絵伝」(国宝)を展示。聖徳太子にゆかりの深い作品を揃ってご覧いただける貴重な機会です。
この特別公開にあわせ、3日間の連続講座を行います(事前申込制)。聖徳太子が亡くなったあとの浄土での様子を描いたとされる「天寿国繍帳」の制作の背景や刺繍技法の特色、さらに聖徳太子に関わる信仰や美術についてお話しします。
会場 東京国立博物館 法隆寺宝物館第6室